細則に犬・猫禁止って書いてあるんだから守ってくれよ~💦
ペットを飼育したくなったけど、今住んでいるお部屋やこれから住むお部屋はペット不可の物件で、どうしようかと悩んだことはありませんか?
「管理会社に交渉すれば許可を貰える可能性はあるの?」
「猫なら他所に迷惑かけないし…そもそもなんでペット不可なの?」
「管理会社に黙って飼うことはできないの?」
このような疑問をお持ちの方も多いと思います。
そこで今回は、
- 管理会社にペットの交渉はできるか
- ペット不可の理由
- 管理会社に無断でこっそり飼育してもバレる
- どうしてもペット飼育したいなら
についてお話ししたいと思います!
管理会社にペットの交渉はできるか
おそらくこの記事を読まれている方の多くは既に賃貸でペット不可のお部屋に住んでいる人、もしくはこれから賃貸でペット不可のお部屋に住もうと思われている人だと思いますので、その前提でお話ししていきたいと思います。
管理規約・使用細則でペット禁止が定められている分譲マンションの区分所有者で、ペット飼育をしたいという方は、理事に立候補して管理規約・使用細則の改定を提案しましょう!
分譲マンションの理事会・総会については別の記事でお話ししています。
https://blacksheep-mansion.com/mansionrijikainaniwosuru/
ペット不可が管理規約や使用細則で定められている場合
今住んでいる、もしくはこれから住む物件が分譲マンションの場合、お部屋の所有者(大家さん)や賃貸管理会社が認めてくれるか以前に、マンション全体で「管理規約・使用細則」によってペット不可と定められていることがあります。
この場合、大家さんや賃貸管理会社もこの「管理規約・使用細則」を守らなければなりませんので、交渉の余地はありません。
一応、総会で管理規約・使用細則を変更してペット飼育可にすることは可能ですが、総会に出席できるのは原則として区分所有者(大家さん)だけで、全体の3/4以上(使用細則は出席者の過半数が一般的)の賛成が無いと変更できません。
かなりハードルが高いですし、賃借人が希望を出したくらいでそこまでやってくれることはほぼありません。
ペット不可が賃貸借契約で定められている場合
一方、アパートやワンオーナーマンション(要するに、1棟の建物全体を1人の大家さんが丸ごと所有しているパターン)であったり、分譲マンションであっても管理規約・使用細則上はペット飼育可となっている場合、ペット不可は賃貸借契約で定められます。
この場合、賃貸借契約を結ぶ大家さんとの関係性の問題となるため、ペット飼育の交渉の余地はあります。
ただし、理由はこの後お話ししますが、元々ペット不可にするには理由がある訳で、基本的にはペット飼育を認めてもらえる可能性は低いです。
また、ペット飼育を認めてもらえる場合でも、家賃が月数千円値上げとなったり、追加で敷金や礼金の支払いを要求されることもありますので、金銭面の負担は覚悟する必要があります。
管理会社がペット不可にする理由
私自身は動物が好きな方で、金魚を飼ったり嫁ちゃんと犬・猫の動画を見て癒されたりしていますし、ペット好きの方からすると何でダメなの?と思われるかもしれませんが、管理会社や大家さんが物件をペット不可にするには理由があります。
お部屋の原状回復が大変
管理会社(大家さん)は賃借人が退去するとハウスクリーニングや床・壁等の傷の補修をしてから次の賃借人にお部屋を貸します。
この時、少々の傷なら簡単な補修をすれば良いのですが、クロスがボロボロになっていたりすると一面の貼り替えが必要になります。
ペット好きの方はよくご存知だと思いますが、猫はしょっちゅう壁や柱をガリガリやりますし、子犬も乳歯の生え変わりの時にかゆくて柱をガブガブ…なんてことはよくあります。
また、ペットの種類や飼育の仕方によってはお部屋に臭いが染みついてしまうこともあります。
いずれにしても退去時に手間がかかるため、ペット不可にしている管理会社や大家さんが多いです。
他の住民とトラブルになりやすい
マンションやアパートの住民の中には、本当にペットが苦手な方や、重篤なアレルギーを持っている方もいます。
そのような方々とのトラブルを避けたいというのも、管理会社や大家さんがペット不可にする理由の1つです。
管理会社や大家さんからすれば無用なトラブルで住民が退去するのは避けたいでしょうし、ペット嫌いな方から苦情が入ればその対応に追われることになりますので、「無駄な仕事を増やしたくない」というのが本音だと思います。
管理会社にペット飼育はバレる
ここまで読まれて、「交渉してもペットを認めてもらえる可能性が低いなら黙ってこっそり飼おうかな…」と思われる方もいるかもしれませんが、絶対にやめた方が良いです。
理由は簡単で、かなりの高確率でバレる上、バレた時のリスクが大きいからです。
先ほどもお話ししました通り、中にはペットが本当に苦手だったりアレルギーを持っている方もいます。
で、そのような方々はペットに物凄く敏感で、気付いたら間違いなく管理会社に苦情を入れます。
また、運良く入居中は隠し通せたとしても、退去時の立会いで100%バレます。
普通に人間が生活したのとは違う傷が付くので、見る人が見ればすぐにわかります。
そして管理会社や大家さんにバレた場合、契約によっては退去させられたり、違約金を請求される可能性もありますし、住民にペットアレルギーの方がいて健康被害が出た場合、訴訟を起こされる危険性もあります。
ペット不可の物件で黙って飼育するのは絶対にやめましょう。
どうしてもペットを飼いたいなら
ここからは「私はこう思う」というお話しですが…
どうしてもペットを飼育したいという方は、戸建てかペット飼育可の分譲マンションを購入した方が良いと思います。
分譲マンションだと後から管理規約・使用細則が改定されることもありますが、現実的にはペット飼育が途中から禁止になる可能性は低いです。
ペット可の賃貸物件もありますが、基本的には近隣のペット不可物件よりも家賃が割高になりますし、賃借人の立場だと万一トラブルがあった時に「嫌なら出ていけ」という流れになりやすい。
要は、ペット好きな人からすると理不尽に感じる出来事が起こる可能性が高いんです。
それなら交渉するよりも、ペット飼育ができる家を買ってしまった方が長い目で見れば飼い主のためにもペットのためにも良いんじゃないかなぁと。
ペットを飼育するということは、大切なペットの命を預かるという事です。
どうしてもペットを飼育したいという方は、是非検討してみてください。
管理会社にペットの交渉はできるかまとめ
今回は管理会社や大家さんにペット飼育の交渉ができるかどうかについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。
ペット不可物件でも交渉は可能なこともありますが、認めてもらえる可能性は低いです。
管理会社や大家さんからするとペットはどうしても苦情の種になりやすく、ペット不可にしておきたいということが多く、黙って飼育をしてもバレる可能性も高いです。
どうしてもペットを飼育したい時は、ペット飼育可の物件を探すか、思い切って購入も視野に入れて検討してみてください!