管理会社の対応が悪いのでなんとかしたいけど、どうすれば対応してもらえるのか困ったことはありませんか?
「エアコンの修理を依頼したのにいつまでたっても何もしてくれない…」
「上の階の住人がうるさいからやめさせてほしいとお願いしたのに対応してくれない…」
「本当に怠慢な管理会社で信用できない!」
そんな話をよく聞きます。
そこで今回は、
- 管理会社の対応が悪いときの対応策
- 共用部管理会社の対応が悪いときは
- 管理会社の対応が悪い事例
についてお話ししたいと思います!
管理会社の対応が悪いときの対応策
他の記事でも何度か触れているとおり、管理会社には賃貸管理会社と共用部管理会社の2つがあります。
ただ、賃貸管理会社・共用部管理会社両方に共通する認識があるので先にお伝えしておくと、
それは、
「賃借人は客じゃない」
と思っている(人が結構いる)ということ。
は?と思われる方もいるかもしれませんが、賃貸管理会社は不動産のオーナーから仕事を貰いますし、共用部管理会社も管理組合(=オーナー)から仕事を貰っているので、賃借人がお客様という認識はかなり薄い。
現実的には賃借人を全く相手にしないとオーナー(=お客様)から怒られるので対応はしてくれますが、管理会社側からすると賃借人の優先度は低いんですね。
だから連絡がつかない・何もしてくれない・怠慢で信用できないという事が起こります。
つまり賃借人である以上、黙っていても管理会社から手厚いサービスを受けられるとは間違っても思ってはいけません。
共用部管理会社の動きが悪い場合についてはこちらで詳しく解説しています。
賃貸管理会社を動かす方法① 期限を切る
ビジネスでも言える事ですが、優先度の低い仕事はどうしても後回しにされます。
冒頭でお話ししました通り、賃借人の要求というのは優先度が低いため何もしてくれない、連絡がつかない、ということが起こります。
そこで、優先度を手っ取り早く上げるには「期限を切る」ことが重要です。
黒ひつじくんが賃借人役、なかむーが賃貸管理会社役で実演してみましょう。
こんな感じです。
後でもめるくらいなら、最初からこれくらい詰めましょう。
もう1つ重要なのが最後に名前を確認すること。
あなたに依頼したということを明確にしないと、いわゆる社会的手抜きが起こりやすくなります。
わかりやすく言うと、電話を受けた人に責任を持たせましょう、ということです。
これをやることで約束通り折り返し連絡が来る確率が格段に上がります。
賃貸管理会社を動かす方法② 店舗に行く
①の方法でも連絡がつかない場合、管理会社の店舗が近いようであれば直接出向きましょう。
担当者がいなければ上司か支店長を出してもらい、これまでの連絡の履歴を伝えて対応を求めましょう。
共用部管理会社の対応が悪いときは
ここからは共用部管理会社についてお話ししますが、これも対応策としては賃貸管理会社と同じく、①期限を切る、②それでも対応が悪いようなら上司(責任者)に対応を求めるのが効果的です。
ただ注意しなければいけないのは、「本当にその業務は契約範囲内なのか」は冷静に見極める必要があります。
例えば、よくあるのが騒音トラブル。
住んでいる方からすると真剣に悩んでいるかもしれませんが、騒音の解決・仲裁は管理会社の仕事ではありません。
どうしても何もしてくれない、職務怠慢、威圧的、連絡がつかない、対応が悪い等の場合は管理会社を変えるという手段もあります。
管理会社に連絡がつかない、何もしてくれない
ネットやSNSを見ると「管理会社が何もしてくれない」「対応が悪い」「信用できない」といった記事をよく目にしますので、共用部管理会社の例をいくつか見ていきましょう。
①管理会社が信用できない人
修繕積立金の値上げは管理会社に騙されている!そんなものは必要ない!
どこにでもいる、「管理会社=悪」と認識している人。
管理会社からすれば、数年後に修繕積立金が溜まっていた方が大きな工事で稼げますし、そのような下心があるというのは確かでしょう。
ただ、だからといって修繕積立金を値上げせず、管理組合の修繕費が足りなくなってしまっては元も子もありません。
工事金額の精査と修繕積立金の値上げ・見直しは別問題ですので、管理組合でしっかり見極めて対応しましょう。
ちなみに、ざっくりとした修繕積立金の目安としては、マンションの規模等にもよりますが月額の㎡単価は200円程度は必要だと思います。
これより安いマンションは、逆にこのような声の大きな人に騙されないようにしましょう。
②騒音の対応を何もしてくれないという人
上の階の騒音がひどいのでやめさせてほしいと何度も言っているのに対応してくれない。
対応できないって、じゃあ私はどこに言えばいいんですか!
これもよくありますね。
先ほどもお話しした通り、騒音トラブルの解決は管理会社の仕事ではありません。
これで管理会社が怠慢だとか、信用できないというのはお門違いではないかと思います…
ちなみに、本当にうるさいのであればそのお部屋以外からも苦情があるはずなので、それがない場合はある程度我慢するしかありません…
騒音問題についてはこちらで詳しくお話ししています!
③怠慢な管理員
常駐しなきゃいけない時間に「出かけます」という札を下げて不在になる
…。
んー、これはダメですね。笑
管理員さんが不在の間の分も管理会社に管理委託費を払っているわけですから、もめる前に管理会社に連絡して怠慢な管理員さんは変えてもらった方が良いと思います!
④管理会社による情報漏洩
管理会社に「上の階の生活音が気になるので注意してほしい」とお願いしたら、上の階の人に誰が言ったかバラされて嫌がらせされるようになった。最悪。
これは難しいところですね…
騒音トラブルの仲裁・解決は契約上は管理会社の業務ではないのですが、相談があれば注意文の掲示や配付、「音が響いて困っているという方がいるのですが、お心当たりありませんか」とやんわり伝えたりはしてくれる管理会社もあります。
お願いしたとはいえ、引き受けたのならもう少し情報漏洩に気を付けてほしいですよね。
依頼者が誰か言ってしまうのは軽率だと思います。
せめて「訊かれたらどなたからの依頼か伝えても大丈夫ですか」と事前に確認はしてほしいですね!
管理会社の対応が悪いまとめ
今回は管理会社の対応が悪い!という話をよく耳にするので、管理会社の対応が悪い、何もしてくれない、怠慢だという時の対策や、よくある事例についてお話ししました。
やり方次第で対応してもらうこともできると思いますので、今回ご紹介した方法を是非試してみてください!